カスピアン情報

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カスピアン情報

こちらのページでは国際グラフ2005年4月号に掲載されたカスピアン代表アハマッド・レファヒー(アリ)と俳優の藤巻潤の対談の様子をご紹介いたします。
アハマッドの絨毯と日本に対する熱い思いをご理解いただければ幸いです。

対談内容

藤巻:
社長が日本にカスピアンを立ち上げられたのはいつですか。
アリ:
1992年です。
藤巻:
そもそも日本で起業しようとした理由は?
アリ:
中学・高校の教科書で伝統文化も守りながら経済大国となった日本の存在を知り憧れていました。テヘラン大学でマネジメントを専攻し、卒業後は石油省直下の病院で薬剤師として働いていた頃に日本の大手石油商社のエンジニア達と出会い、ますます日本への想いを募らせていました。1990年に来日した際、当時の日本はバブル期で絵画や宝石、陶器などの世界の一流品への需要が多いのにペルシャ絨毯については一般にはその存在が知られていないことに気づきました。そこで自国の文化を広めたいとペルシャ絨毯の普及活動を始めたわけです。
藤巻:
絨毯の最高峰とされるペルシャ絨毯ですが、その魅力をご紹介ください。
アリ:
何より鮮やかな色彩と高いデザイン性、そして耐久性ですね。使えば使うほど味が出て価値が上がるんです。
藤巻:
使い心地も良いんでしょうね。
アリ:
きめ細かいウールとシルクは最高の肌触りです。ペルシャ絨毯は冬に暖かく、夏には涼しい感触が得られる機能性の高い敷物なんです。
藤巻:
夏に涼しいとは意外ですね。よく眺めると一枚一枚それぞれに異なる色合いや風格がありますね。
アリ:
はい。光の当たり具合、眺める角度によっても微妙に違いますね。実際に使って、時間が経つと深い色合いを持つようになって、言葉にしがたい味がでます。デザインに関しては古代から現代まで多くの作家が伝統を踏襲しつつそれぞれの個性あるデザインを生み出してきました。有名作家の中では1億円を超える物もあるんですよ。ペルシャ絨毯の将来性を考えると私は現代の無名作家の作品も大切にするべきと思い、どんな作家でも良い物は買い付けて輸入しています。
藤巻:
織りの技術も独特ですね。
アリ:
ええ、手織りの絨毯でしかも織りが綿密なものは100年以上の仕様に耐えられ、使い込むほどしなやかさが増します。ちなみに2,500年以上前にアルタイ山脈で発見された絨毯が世界最古のペルシャ絨毯だとされています。
藤巻:
日本で普及されて十数年経つわけですが、日本人のペルシャ絨毯を見る目も変わってきていますかね。
アリ:
かなり目利きになったと思います。お客様の層としては企業経営者の方が多いですね。芸能界にも多くのお客様がいらっしゃいます。100万円まででお求めになるお客様は女性の方が多いです。
藤巻:
では社長の今後の展望と夢を。
アリ:
多くの日本の方々は良い品に目が慣れていますからペルシャ絨毯がもっと普及してその買い方、選び方、使い方により慣れ親しんで、世界的なレベルになれば良いと思います。愛する日本が若者の手によって守られ発展し、世界の貿易や金融に一層影響力を持ってもらえればと願っております。
藤巻:
ますますのご健闘をお祈りします。

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